【名古屋市】不動産の買取保証とは？中古マンションをどう売ればいい？

不動産の売却について調べると「買取保証」という言葉を目にすることがあります。「仲介」や「買取」はイメージできても、「買取保証」はよくわからない方もいるかもしれません。

そこで本記事では、不動産の買取保証について解説します。「中古マンションをどう売ればいい？」と悩んでいる方はぜひお読みください。

買取保証とは

買取保証とは、仲介で一定期間売れなかった場合、あらかじめ決めておいた金額で不動産会社が買い取る売却方法のことです。

仲介	不動産会社が買主を探してマッチングさせる売却方法
買取	不動産会社が買主になる売却方法

買取保証は、仲介と買取の両方のメリットを享受できる売却方法です。まずは仲介で市場価格で売れるかどうか試してみて、もし一定期間を過ぎても売れなければ市場価格より2～3割程度安い金額になりますが、不動産会社がすぐに買い取ってくれます。そのため、いつまでに不動産を手放したいという期限があっても守れることになります。

ただし、買取保証をおこなっている会社は、それぞれ独自に広さや建物の耐震性など、買取保証の条件を定めており、すべての不動産会社が買取保証をしているわけではありません。もし買取保証を検討しているなら、対応しているかどうか確認するところから始めましょう。

買取保証の5つのメリット

買取保証には5つのメリットがあります。

• 仲介の場合は市場価格で高く売ることができる
• 買取の場合は仲介手数料がかからない
• 買取の場合は契約不適合責任が免除される
• 無理してまで売れるように対応する必要がない
• 売却期限が決まっているため計画が立てやすい

仲介・買取・買取保証のいずれを選ぶか考えるうえで重要なポイントですので、詳しく解説します

仲介の場合は市場価格で高く売ることができる

買取保証はまず仲介で売却しようとするところから始まります。不動産を手放すとき、「売れるかな？」と心配になるかもしれませんが、実際に売却活動をおこなってみないと何とも言えないところですので、需要があるのか確かめましょう。仲介の場合は、市場価格で売ることができるのが、大きなメリットだと言えます。

買取の場合は仲介手数料がかからない

仲介で売れなかった場合、不動産会社が買い取ることになりますが、この買取の場合は仲介手数料がかかりません。1,000万円の不動産なら約100万円が仲介手数料として引かれることもあるため、かなり得した気持ちになるでしょう。

買取の場合は契約不適合責任が免除される

買取の場合は、契約不適合責任が免除されるのが一般的です。契約不適合責任とは、売却後3ヶ月間は不動産に重大な欠陥が見つかったとき、売主がその責任を持たなければならないという責任のこと。売主に不動産の補修費用を支払わないといけません。

しかし、買取になった場合は、不動産が買主になり、契約不適合責任は免除となる契約を結ぶことが多くなっています。

無理してまで売れるように対応する必要がない

仲介でなかなか売れない場合は、一部をリフォームあるいは修繕したり更地にしたりして売りに出し直す方もいるようです。しかし、買取保証ならいずれ不動産会社が買い取ってくれる流れになるため、そういった対応をとる必要がありません。

リフォーム代や修繕費用、解体費用が高くつき、総合的に見ると手元にあまりお金が残らないということにもなりかねないため、売れるか自信がない不動産なら買取保証を選ぶとよいでしょう。

売却期限が決まっているため計画が立てやすい

買取保証の場合、いつまでにいくら手元に入るのか、計画しやすくなっています。そのため、たとえば次の住まいを探していて、手付金として支払う予定があっても、問題なく対応できるでしょう。なお、買取保証の場合、仲介期間は3ヵ月間とするのが一般的です。

買取保証の3つのデメリット

買取保証にはデメリットもあるため、以下の点には注意してください。

• 買取の場合は市場価格よりも安く取引される
• 途中で不動産会社を変更したり複数の不動産会社に相談したりできないことが多い
• 不動産会社が積極的に売却活動してくれないこともある

買取保証の契約を結ぶ前に理解しておきたい内容ですので、詳しく解説します。

買取の場合は市場価格よりも安く取引される

仲介で売ることができず、買取になった場合、市場価格の7～8割程度で売却することが多いことは理解しておきましょう。

不動産会社は、買い取った不動産にリフォームや修繕をしたうえで再販して利益を得る必要があるため、安く買い取っています。

なお、不動産会社が最初に提示した買取価格で契約した場合、途中で金額を変更することはできないため注意が必要です。

途中で不動産会社を変更したり複数の不動産会社に相談したりできない

不動産会社によって異なりますが、買取保証の場合は専属責任媒介契約に限定していることもあります。専属専任媒介契約とは、仲介を1社のみに委託する契約のこと。

つまり、途中で不動産会社を変更したり複数の不動産会社に相談したりできません。そのため、専属専任媒介契約を結ぶときは「本当にこの会社でよいか？」と慎重に判断してください。

不動産会社が積極的に売却活動してくれないこともある

売却活動は不動産会社によって大きな労力がいるもの。そのため、いずれ買取になる予定の買取保証を結んだ不動産は積極的に売却活動してくれないこともあります。

もちろん、買取保証であっても真摯に対応してくれる不動産会社も多くあるため、口コミや評判を見つつ、良いところを見定めて相談したいですね。「買取保証の場合、仲介になった割合はどのくらいですか？」といった質問をしてみてもよいかもしれません。

名古屋市で中古マンションの買取保証を依頼するなら「マンション倉庫」

この記事では、不動産の買取保証について解説しました。仲介や買取のメリット・デメリットについても詳しく知りたいと思ったら「【名古屋市】中古マンションを手放すなら知っておきたい仲介・買取・買取保証とは？」を参考にしてください。

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